全体像が不明瞭だと、生徒はストレスが溜まる。

悩む生徒

自分はどこに向かっていて、今現在、どこにいるのか?

旅をするのに、地図を持たずに出かけると悲惨な結末になります。
今自分がどこにいて、どこに向かっているのかが分かりません。
今、この瞬間、自分がやっている事に自信が持てない状況が続くと、
人間はストレスが溜まるどころか、平常心を保つことさえ困難になる事は想像がつくでしょう。

それは生徒も同じです。

自分は、これからの1年間で、いやもっというと学校を卒業するまで、
いやいや、もっと先、学校を卒業して、一人前の社会人になって、
自分がワクワクする仕事をする毎日に出会うまで、
いったいどんな道を通って、どんなことを学んでいくのか?
そして、その未来から逆算すると、今自分はどのあたりなのか?
今、先生が目の前で一生懸命教えてくれている事は、その未来にどう関係してくるのか?

生徒と先生がお互いに描いている地図について合意ができて初めて、生徒は心から納得して
先生の話に耳を傾けるでしょう。

一か月で仕事を辞めてしまった新入社員は、
何に耐えられなかったのでしょう?

僕がとある一部上場企業に勤務していた時、中途入社で20代の男の子が入社してきました。
初日、彼は目を輝かせて、新しいことを学んで一人前になろうという意気込みがひしひしと伝わってきました。

しかし、残念な事に彼は1か月後に辞めてしまったのです。
仕事がきつかったのだろうか?
先輩社員が厳しすぎたのだろうか?

彼とは違う部署だったので、直接話を聞く機会はありませんでしたが、
彼を日頃観察していた同僚の証言によると、

『毎日、何もせずずっと見学している時間が多かった』

らしいのです。

僕は容易に原因が想像できました。
その部署の管理者はとても忙しく、彼に断片的で、場当たり的な指示しか出さず、
彼は、いったい何のために毎朝出社してくるのか分からなくなったのでしょう。

その想像は、もう一人の証言で確信に変わりました。

『もっと、忙しい職場がよかった。』

彼は最後にそう漏らしていたらしいのです。

彼はきっと、自分が会社組織全体の中で、どんな役割を将来期待され、そのために今、
何をすべきなのかという事が、わからなかったのでしょう。
自分が、ただ、朝8時から5時まで、その場に存在はしているけれど、
それが何のためなのかわからず、自分が必要とされているかどうかもわからず、
自分を見失ってしまったのだと思います。

1枚の地図が、生徒を勇気づけ、鼓舞する。

是非、生徒と、生徒の未来をつなぐ『成長の地図』を、生徒と一緒に描いてほしいと思います。

マインドマップを描くためのアプリをつかえば、一か所に生徒全員分の地図を広げることができます。
ここで、僕がよくやっているマインドマップを使った思考の整理術を紹介します。

取り組むべき対象の全体像を描く

ここでは、オンライン授業環境を構築するために必要なスキルとツールを描いた時のマップを紹介します。

単に、オンラインで通信をするだけであればZOOMかWEBEXがあれば十分ですが、
これまで教室で行われてきたことを、そのままリアルタイムの通信に置き換えただけでは、
先生の負担は増えるばかりだし、生徒は時間に拘束され、オンラインである事の恩恵を
最大限受けることができません。

そこで、僕は普段仕事で使っているデジタルツールの中から、オンライン授業の環境構築に使えそうなものを
まずは1枚のマップに書き出し、これからつくるものの全体像を明確にしました。

使ったのはCoggleというツールです。

問題を特定する

いったい何が問題なのかを特定し、自分が解決すべき対象を明確にする事にもマインドマップが有効です。

これは、学校の授業で例えるなら、苦手な単元を構成する要素を細分化し、
どこにボトルネックが存在するかを発見する事に役立ちます。

例えば、小学算数の距離・速さ・時間の文章問題を解けない生徒の弱点をマインドマップで可視化し
何がボトルネックになっているのかを特定しましょう。
これは、他の単元や教科にも共通した方法です。

オンライン授業を始める先生の悩みを
マインドマップで可視化してみると?

さぁ、もしあなたが動画授業をつくるが苦手だと思っている先生だとします。

ZOOMでリアルタイムの授業は何とかできるようになったけれど、
生徒の予習や復習のための教材を動画形式で撮影しようとすると、一気にハードルが上がってしまうというあなたの、
頭の中を可視化してみましょう。

これは僕が実際にSTAY&CONNECTで公開している動画授業をつくり始めて最初に感じたストレスや困難を参考にして、
マインドマップを作ったものです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

マインドマップは、社会にでても実に様々な場面で使われています。
これを機に、生徒とマインドマップを開いて、お互いの頭の中を共有してみることを是非お勧めします。

この記事で紹介したリソースへのリンク

Coggle

X mind

Webex

Zoom

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